NPO法人731部隊・細菌戦資料センター(http://www.anti731saikinsen.net/)の和田千代子理事が同センター会報第46号(2024年9月11日)において、上記裁判の傍聴を、次のように呼びかけています。
■『化学学校記事』情報公開載判東京地方裁判所民事3部
9月25日(水) 10時30分~16時30分 [522号法廷] 第31回裁判
証人尋問①証人渡邊良彦② 証人瀬戸隆宏*両名とも現職自衛隊員③ 証人大内要三(軍事ジャーナリスト) 、④ 原告利田千代子
12月25日(水) 11時~12時 [522号法廷]最終弁論(第32回裁判)
■『衛生学校記事』情報公開裁判 東京高等裁判所第7民事部
第3回控訴審10月31口(木) 14時~[511号法廷]
提訴から8年目の今秋、『化学学校記事』の情報公開裁判ではいよいよ証人調べが始まります!
『化学学校記事』は埼玉県大宮市の「化学学校」が1959年から発行している研究誌で、防衛
省は『化学学校記事』1号~ 16号(1970年)までの発行は認めながら「17号以降は何号まで発
行されたかは不明」「化学学校にも防衛省・自衛隊のどこにも1冊も保管されていない」と全く
デタラメな主張を繰り返しています。国は自衛隊の生物化学兵器に関する情報を隠しています。
9月25日には、①化学学校図書室管理者10万人を動員して調査した自衛隊員濃邊証人、②同様の自衛隊員瀬戸証人、③軍事ジャーナリストの大内要三証人(自衛隊による生物兵器・化学兵器・核兵器に関する情報隠蔽を暴露する証人)、④原告和田の計4名への尋問が行われます。
《戦前》の日本軍は毒ガス• 生物兵器を実戦使用し多数の中国軍民に残虐な被害を与えました。
《戦後》の日本は一貫して中国侵略を真摯に反省せず、自衛隊は発足直後から秘密裏に生物・化
学兵器を開発研究し所持し続け、現在ではCBRN (化学兵器•生物兵器・放射線・核)攻撃ヘ
の防護のためと称して米軍と共同で大最破壊兵器の訓練を行い実戦使用の機会を狙っています。
《現在》2024年4月10日の岸田・バイデン共同声明は「南西諸島での戦闘態勢の強化」「自衛隊と米軍の相互運用性の強化」を確認し、5月10日には陸海空3自衛隊を一元的に指揮する常設の「統合作戦司令部」創設する「改正防衛省設置法」を成立させ、日米軍事同盟は一層強化されました。
戦争切追という大逆流を何としても食い止めるため.皆様の本裁判への傍聴による情報隠廠の自衛隊への厳しい監視をお願いします!
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